ひゃくちゃん通信 第34号
記事
皆さんこんにちは! お変わりありませんか? 様々な期待や希望を胸にスタートした令和5年でしたがコロナの第8波も収束する気配はありません。
その様な状況ではありますが、5月8日からは「2類」から「5類」に移行して「脱マスク生活」を目指しています。 それ以外にも、諸物価の高騰であったり、ウクライナの戦争も終結の見通しは全く見えないままです。 一日も早く、平穏で平和な日常が戻ってきて欲しい…そういった、人々の切なる願いだけが空回りしているような気がしてなりません。
本当に、人生はなかなか思い通りにいかないものだと感じます。
先日、我が社のある社員さんのところに電話があったエピソードです。
「チリリリリーン」 スマホの画面に目をやると、電話の主は十年以上ご無沙汰している大学時代の友人からでした。
「お~久しぶりやん」(関西圏の大学で過ごした影響で、条件反射的になんちゃって関西弁炸裂!)
「お~元気にしちゅ~?」(電話の主は高知弁で話しかけてきました)
「どないしたん?」
「お~聞いてくれや…うちの次女が入籍してん!」
「あ~!おめでとう!良かったやん!」
「おめでとうあるかい!妊娠14週目やぞ!」
「えっ?…まぁまぁ…」
「でな、去年の春に大学出たとこや!社会人一年目やぞ!」
「あ~…」(雲行きが怪しくなってまいりました」
「俺がどんだけな…どんだけな…」
そこまで喋って、その後は何を言っているのかイマイチ聞き取れないような状況でしたが、何かをしゃべるだけ喋って、一方的に電話は切られました。
改めてこちらから電話をして聞くところによると、次女が中学生の時に友人の奥さんは若くして病が原因で亡くなられて、それからは男手一つで娘の幸せを願い頑張ってきたそうです。
なんとか都会の大学に通わせて、卒業後そのまま地元に帰らず都会で働く娘を日々案じていた矢先の出来事だったようです。
これもまた、人生思い通りにいかない一コマだったのかもしれません。思い返せば、私も小学校の作文で将来はプロ野球選手になって、王貞治選手のホームラン記録を塗り替えたい的な、全くもってリアリティの無い将来の夢を語っていた記憶もあります。
そんな私も、最近ふと思うことがあるのです。
見渡せば本当に沢山の人がいるけれども、若い頃に夢見ていた、もしくは思い描いていた「人生」を送れている人がこの中にはどれ位いるんだろう?むしろ、思い描いていたものとは全く違う人生を歩んでいる人がほとんどではないか?
そう、思えてなりません。
もしも、ほとんどの人がそうであるなら、「人生」て何だろう…
ひょっとしたら、「人生」て、思い通りにならない事を少しでも理想に近づける為に努力する連続で構成されているのかな? もしも、それが事実とすると「苦労」や「努力」をしないと「人生」を全うした事にならないのかな?
悩みの答えはなかなか見えないままです。
「コロナウイルス」「戦争」「物価の高騰」…
現在直面しているこれらの問題も、深刻度には差があるとは思いますが、まさに人生を思い通りにむかわせない為に神様が人類に与えた試練なのか、気まぐれなのかは知る由もありませんが、「人生」を全うするための試練と言わざるをえません。
何とか皆で力を合わせて、この局面を乗り越えて後々振り返ったときに、懐かしい思い出話の題材の一つ担ってくれればと、切に願わずにはいられません。
そうそう、先程の懐かしい友人から、後日改めて電話があったそうです。次女の旦那さんになった方と、そのご両親が高知県までそれはそれは恐縮された様子でご挨拶に訪れたそうで… 友人曰く、会ってみたらとても良い方たちで安心したらしく、最終的には次女と号泣しながら抱き合って「結婚おめでとう!」と声をかけたそうです。
どうやら、人生その時は思い通りで無くても、結果が良ければどうにかなるようです。
追伸 今回の新商品は、先の友人の地元である高知県を含む四国の代表的な3種類の柑橘が一袋に詰め込まれたとってもフルーティーでさわやかな飴になります。 どうぞよろしくお願いいたします!